gloとblock.fmがタッグを組んで発信する新しい音楽プロジェクト「Defy The Rules of Satisfaction”(満足の価値観に挑もう)」。6月は4週にわたってgloとblock.fmがキュレーションしたアーティストによるライブを配信した。JP THE WAVY、Maika Loubté、starRo、SIRUPという4組のアーティストによる、ここでしか観られないオンラインライブパフォーマンスをレポート。

JP THE WAVY、Maika Loubté、StarRo、SIRUPが
“満足の価値観に挑む”パフォーマンス

6月の毎週土曜日、20時から始まるgloとblock.fmによる1時間のインスタライブ。6月はJP THE WAVY、Maika Loubté、StarRo、SIRUPという、個性的なラインナップが実現した。ホストを務める☆Taku Takahashi(block.fm)とのクロストークを交えつつ、その日限りの特別なライブパフォーマンスが大きな反響を呼んだ。

新時代の波を乗りこなすニュータイプ:JP THE WAVY

6月6日は、アルバム『LIFE IS WAVY』も絶好調、つい先日にはARやCGを取り入れたオンラインライブの開催を発表したJP THE WAVYが登場。その名を一躍知らしめた楽曲であり、この日のライブの1曲目を飾った「Cho Wavy De Gomenne」の歌詞から引用すると彼は、「今まで見たことない このType」。ニュータイプを地で行くアーティストである。今回のインスタライブでは、怪しく光る隠れ家的なスタジオとおぼしき場所からライブを届けてくれた。サングラスにビーニー、チェーン、Tシャツには“LIFE IS WAVY”のロゴ。彼らしいスタイル、自然体な振る舞いで集まった視聴者にパフォーマンスを披露した。

SALU、EXILE SHOKICHIとの「GOOD VIBES ONLY」、AKLOの楽曲にFuji Taitoとともに参加した「Too Fast(Remix)」、Taka Perryの「kuruna」と立て続けに客演曲をソロバージョンでキックし、「CHOTANOSHII」でギアを上げていく。「オンラインでのライブは初めてなのでちょっと緊張している」と本音をさらけだしつつ、話題を集めた「TOKYO DRIFT FREESTYLE」をライブ初披露。Sik-Kとの「Just A Lil Bit」ではムーディなモードでしっとりと聴かせた。

ラスト2曲は「GOOD COFFEE GOOD PEOPLE」「Neo Gal Wop」。トリッキーでハードなトラックまで、JP THE WAVYという芯を持ちながら、どんな曲でも引き出し広く柔軟に乗りこなすのが彼の魅力だ。インタビューでは「ライブすることには慣れてるけど、配信っていう初めてのことは緊張しますね」と語っていたが、それでも果敢に柔軟に、新しい波に挑み、乗りこなしてしまうのが彼を“WAVY”たらしめる由縁だと感じた1時間だった。

花咲く声とシンセサイザー:Maika Loubté

6月13日に登場したシンセサイザーを駆るシンガーソングライター・Maika Loubtéは、テレビや街頭で流れる数々のCM楽曲、アニメ『キャロル&チューズデー』への楽曲提供、アーティストのライブ参加などさまざまなシーンで活躍している。今回の企画では、レトロフューチャリスティックで、情緒を伴うMaikaサウンドを生み出すスタジオから、ライブをデリバリーしてくれた。たくさんの機材に囲まれたスタジオは宇宙船のコックピットもしくは『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のドクのガレージを彷彿とさせるワクワク感がある(あんなに散らかってないけど)。オンライン配信用に電飾まで用意し、空間を演出する凝りようも彼女のパーソナリティが垣間見えるトピックかもしれない。

そのライブはとにかく楽しい。Maika Loubté自身がとても楽しそうだし、「ちょっと音作りますね」と途中、アナログシンセサイザーで音色を作り、それがMaikaの指とコネクトすればメロディになる。メロディは柔らかなボーカルと混ざり合って美しいマーブル模様を描いて耳に届けられる。「LE GONG」のようなフランス語詞の曲では、その発音とMaikaの声が相まってダイレクトに脳に響き渡り心地よい。歌詞の意味はわからなくても、Maika Loubtéの「Nobara」の詞を引用すると、“花咲く世界に言葉はいらない”のかもしれない。

「Coconut Juice」を演奏してクロストークを挟み、自粛中に作ったという「Ride My Bike」をライブで初パフォーマンス。ライブ配信の前日にリリースされたばかりの新作である。「Nobara」、「Sky Diver」と続き、「画面越しにいるあなたに語りかけています」と「You and I」、「Show Me How」を歌い上げた。

彼女にとっての満足の価値観は、曲を夢中で作りあげたとき。それをライブで提示し、誰かに聴いてもらうことが“満足の価値観に挑む”と言えるかもしれないと笑った。少なくとも、この日、Maika Loubtéの配信を見た人は画面越しに大きく頷いただろうし、オンラインライブの印象が変わるほど、価値ある時間を体感できたはずだ。

激動の時代の音楽の尊さ、音楽家の生き様:starRo

6月20日は、第59回グラミー賞最優秀リミックスレコーディング賞にノミネートという日本人として初の快挙を成し遂げた音楽プロデューサー、starRoが登場。同部門は2019年にMURAMASAが受賞し、さらに遡るとSkrillexやDavid Guettaといった世界的アーティストが受賞している。アメリカで商業音楽の最高峰に触れた彼は日本で、音楽家としての生き方を考えるとともに、音楽を探究し再定義を試みる。などと書くと少しお固いイメージを抱いてしまうかもしれないが、その音楽を聴けばいかに柔和でユーモアに富んでいる人なのか想像できるだろう。

ライブは「A New Day」からゆっくりとスタート。starRoのライブ演奏が、そしてstarRo自身によるオートチューンボーカルが配信で聴けるというのはかなりレアな体験だ。「人前で歌うのは大学生ぶり」とはにかみながら、続くのは今回のライブのために新しく作ったというレトロフューチャーなチルベース曲。そこから「Don’t Stop」へと連なり、踊りたくなるダンスビートの生演奏に酔いしれた。

☆Taku Takahashi(block.fm)とのクロストークでは外出自粛中の話や、starRoがなぜ音楽を通じてさまざまなトピックを発信しているのかが語られた。「音楽家としての生き様と生き方、音楽だけじゃなくクリエイトしつづけることを、この激動の時代にみんなと研究していきたい」と話すstarRoは、別名義のプロジェクト・POPS研究会としても楽曲を発表している。日本で、日本語詞のポップミュージックを、starRoのフィルターを通して世界に発信するプロジェクトである。配信の後半では、ライブ初公開となるPOPS研究会の楽曲を披露。この日はギタリスト・Fukaiをサポートメンバーに招致し、セッションでPOPS研究会の楽曲を展開した。「Just A Little Far」、「Melted」 と昨年リリースした『Am I Weak Enough to be Strong? “The Idea of Desirable Difficulty”』からの楽曲を演奏。starRoのオートチューンボーカルは新鮮で、聴き心地がたまらない。オランダのプロデューサーMidas Hutchとコラボした最新シングル「Shibuya」 、最後は夏に先駆けて「Summer Revision B」でフィナーレ。

ライブ後は「泣きそうになっちゃいました。ライブ、音楽っていいですね」と笑顔で振り返るstarRo。子供のような無邪気さと大人の余裕、貫禄が同居した音楽を聴くと、自然と何か新しいことにチャレンジしたり、目の前の課題に立ち向かう勇気を与えてくれる気がする。一方で、普遍的な日常の尊さを見つめ直す視点にも気づかせてくれるのだ。“満足の価値観に挑む”ことについて「このオンラインライブ自体新しいことで、チャレンジすることで自分の価値観をプッシュアップすることになる」と語った。

極上のボーカルで、純度の高い愛と音楽を:SIRUP

最後の週、6月27日にはシンガーソングライターSIRUPが登場。ラップと歌唱を織り交ぜたスタイルが特徴の彼は、HONDA VEZELのCMに「Do Well」が起用され、一躍その名を世間に知らしめたアーティストだ。低音混じりのフレキシブルかつアグレッシブなボーカルが美しく、リスナーやファンからはもちろん、アーティストからの信頼も厚い。それは音楽だけでなく、彼の人柄や行動にも関係しているだろう。先述のstarRoも立ち上げに関わるインディペンデント音楽コミュニティー「SustAim」の活動に賛同し、社会的な問題に向き合い寄付を行うなど、音楽以外でも行動で示す誠実さも魅力である。音楽と社会をオーガニックにつなぐ日本において希有な存在だ。

SIRUPのライブDJを務めるのは☆Taku Takahashi(block.fm)というglo™ & block.fmならではの編成でスタート。「Need You Bad」に始まり、「Last Lover」、starRoとShin Sakiuraが参加した最新曲「HOPELESS ROMANTIC」を披露した。この楽曲はライブ同日に混沌とする社会情勢を描いたアニメーションMVも公開している。

笑顔で「ありがとう」と1曲、1曲、感謝の言葉を口にしていたのが印象的だった。その声と表情は不思議と幸せな気持ちにさせてくれる。カメラスイッチングで写し出される横からのアングルでは、発声のたび振動するスピーカーのように首筋の血管が隆起するのが見てとれた。力強く伸びやかな歌声を支え、SIRUPがレコード盤の如く刻んできたヒストリーを垣間見られた気がした。

UKバーミンガムのプロデューサーROMderfulとコラボした初公開の新曲「ONLINE」も初お披露目。これはコロナ禍における新しい生活様式をアイデアソースに作られた楽曲である。さらには「Loop」「Cruisin’ 」、☆Taku Takahashiお気に入りの「Rain」、最後は「Do Well」と人気曲も惜しげなく盛り込またピースフルなライブは、6月の配信ライブを締めくくるにふさわしい。鬱々としたジメジメの空気をその声とグルーヴで吹っ飛ばしてくれた。

歌声をリスナーに届けつつ「いろいろと考えて戦っていかなきゃいけないこともあるなかで、自分自身を愛そう」とファンにメッセージを贈った。社会を見つめ、多様な愛を音楽で表現するSIRUP。新しい時代、新しいライフスタイルが次々に生まれる時代にこそ、価値観をアップデートしつつ、自分にも他者にも愛が必要なのだ。

独自のクリエイティブを発信し、満足の価値観に挑む本企画。オンラインでありながらアーティスト性を担保したままクオリティの高いライブ配信を実現していたように思う。なにより、一様にライブできることを喜んでいたアーティストたちの表情が忘れられない。自宅での週末が楽しみになるような、素敵なひとときを届けてくれた4組のアーティストたちによるパフォーマンスは、多くの人の心を癒やしたことだろう。

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